ごみ箱にも設定がある
windowsで必ずお世話になるごみ箱。
普段は何気なく、不要になったファイルを捨てたり、時々、ものすごく溜まってしまった時に空にしたりしていますが、このごみ箱にもプロパティがあり、設定の変更が可能なのをご存じでしょうか?
ごみ箱は、直接接続されているディスクドライブに生成されるRECYCLEフォルダです。
直接接続されていないネットワーク先のサーバーにあるファイルを削除すると、送られるRECYCLEフォルダがなく、どこにも残らず消えてしまいますので注意が必要です。
今回は、ごみ箱の設定についてみていきたいと思います。
ごみ箱のサイズ設定
設定を見るには、ごみ箱を右クリック→「プロパティ」を選択します。
プロパティ画面では、接続されたディスクごとのごみ箱のサイズ(RECYCLEフォルダの容量)が設定できます。
また、ごみ箱を全く経由せず、即消去する設定にすることも可能です。
これは、1テラバイトのSSDのごみ箱ですが、サイズの初期値が「50806」メガになっています。
1Tはざっくり1,000,000M(100万メガ)なので、初期値の約50,000メガ(50ギガ)は、ディスク総容量のおよそ5%にあたります。
また、最大値の項目にドライブ容量を超えた値を入力すると、自動で設定可能な最大値、すなわちドライブ容量と同じ値になります。
めったにないとは思いますが、ごみ箱の設定サイズを超えるファイルを削除しようとした場合は、当然ごみ箱に入らないため、メッセージが出て、直接消去することになってしまいます。
ごみ箱の設定サイズを変更すること自体ほとんどないことですが、せっかくなので、ある程度の大きさにしておくと安心です。
まとめ
ファイルを捨てることは多々あっても、ごみ箱の設定を変えたことのある方は少ないと思います。
しかし、例えば、上限50ギガのごみ箱に、30ギガのファイルを捨てるとそれはごみ箱に入りますが、そこに、もう一つ30ギガのファイルを捨てると、どうなるでしょうか?
答えは、「何の警告もなく、先に捨てたの30ギガのファイルは消去されてしまう」です。
一度捨てたものなので、それにまで警告が必要ないのは理解できますが、ごみ箱の容量一杯の状態でさらにごみ箱にファイルを送ると、古いものから無警告で消去されるということは、頭の片隅に置いておいたほうがいいでしょう。
ごみ箱の上限を、そのことを見越したサイズに設定しておくことで、思わぬ損失を防げる可能性もあります。
また、ごみ箱の設定とは直接関係ありませんが、shiftキーを押しながらファイルを捨てると、ごみ箱に置かれず、そのまま消去となります。
(shiftキーを押しながら右クリック→削除だと警告が出ますが、shiftキーを押しながらドラッグで捨てると、警告も何もなく消滅します)