最近は超小型の「マイクロ筐体」が主流になりつつありますが、ちょっと前までは主流だった、標準的なデスクトップPCでは、5.25インチベイと3.5インチベイが1つづつあり、5.25インチベイにDVDドライブ、3.5インチベイにハードディスク、という構成が一般的です。
ここに、データ保存用としてのセカンダリのハードディスクをつけようと思うと、USB接続の外付けにするか、5.25インチベイからDVDドライブを外して、そこに入れるしかありません。
また、3.5インチのハードディスクを、2.5インチのSSDに交換したい、ということもあると思います。
シリアルATAの端子はマザーボードに4~6ポートは備えていることが多いので、お使いの本体の確認は必要ですが、ケーブルさえあれば、おそらくは問題ないでしょう。
しかし、ベイとドライブのサイズが全く合わないので、ケーブルだけつないで、あとはただ、固定もせず転がしておく、ということも多いのではないでしょうか。
PCの動作そのものはとりあえず問題ありませんが、ドライブを、固定もせず置いてあるだけなのを忘れてPCを移動させたりすると、中で動いて、場合によっては内部のパーツを破損してしまうこともあり得ます。
サイズ違いのベイにドライブを取り付ける
このような場合に、ベイのサイズを変換するマウンタ(ブラケット)があれば、サイズ違いのドライブを、きっちり取り付けることが可能です。
側面には、その適正サイズのドライブと同じ位置に、同じように穴があるので、独自の固定方式を使う場合でも、ほとんどの場合において対応が可能です。
価格も非常に安く、1000円未満でも十分実用に耐えるものが購入可能です。
通常は鉄板を加工しただけのもので、これだと、本当のサイズのものとはSATAコネクタの位置が変わってしまいます。
しかし、製品によっては、ブラケットにSATAのコネクタ部分を備えたものもあり、これだと、本来のドライブと全く同じように使うことができます。
5インチベイに3.5インチのハードディスクを取り付けた例
5インチベイ専用の、本体側の特別な固定の仕掛けにも対応できる
完全に固定されており、ぐらつく心配がないので、安心して使用できる

3.5インチベイに2.5インチのSSDを取り付けた例
上からは見えないが、裏側で、添付のネジで固定している
コネクタの位置は、本当の3.5インチドライブより奥になってしまうが、取り回しにはあまり不都合はない
