生まれ変わったMicrosoft Edge
ちょっと前から、Microsoft Edgeのアイコンが今までと全く違うものに変わり、ブラウザとしても、全くの別物に生まれ変わったようです。(実際に発表されたのは相当前のようですが)
それまでの独自エンジンを捨てて、オープンソースプロジェクトである「Chromium」ベースになったことで、ほぼ使い勝手はgoogle chromeに準じたものになりました。
また、このエンジンはマルチプラットフォームに対応しているため、10以外のwindowsや、他のOSにも展開が可能となります。
現に、windows7などでも自動アップデートでインストールされていますし、手動インストール時の選択肢にも、過去のOSが列記されています。
未参照サイトのCokkieのブロックが標準に
この新しいEdgeで画期的なのは、デフォルトで追跡防止をオンにしていることです。
新Microsoft Edgeの設定画面。「バランス」が初期値になっている
google chromeでも初期値ではcokkieをほとんど無条件で許可しているので、何か広告サイトに関連のあるページを見たりすると、次からそれに近しい広告がびっしり配置されてしまうようなことが普通に起きていましたが、新Edgeでは、そういうことも起きにくくなっています。
chromeやfirefoxでも設定しようと思えばできますが、例えば、firefoxでcokkieをブロックしようとすると、手動で「厳格」に変更しなければならず、また、その説明に「トラッカーをブロックし、残存 Cookie を隔離すると、一部のサイトの機能に影響がある可能性があります。すべてのコンテンツを読み込むには、トラッカーを許容してページを再読み込みします。」などと書いてあるので、これを見る限りでは、「厳格」に設定している人はあまりいないのではないかと思います。
(chromeも大体似た感じです)
firefoxの設定画面。「厳格」で新Edgeと同じことはできるが、脅し文句のような説明はちゃんと入っている
こういった状況で、cokkieのブロックを初期値にしているというのは、ある意味画期的と言えます。
新Edgeで当サイトを見た状態。15もブロックしてくれたらしい。
googleも長期的にはこの方向にシフトするようですので、今後はこれがスタンダードになると思われます。
Edgeは嫌い、という人は結構多いと聞きますが、使い勝手の変更と相まって、今後シェアを伸ばす可能性もありそうです。