エラーの原因は、受け側PCのアカウントにパスワードが設定されていないこと
ある時突然、
「●●●●にアクセスできません。このネットワーク リソースを使用するアクセス許可がない可能性があります。アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください。
アカウントの制限により、このユーザーはサインインできません。空のパスワードが許可されていない、サインイン時間が制限されている、またはポリシーによる制限が適用されたなどの理由が考えられます。」
というメッセージが表示され、ネットワーク先につながらなくなることがあります。
この現象は、前日まで何ともなかったのに突然発生することがありますが、直接の原因は、アクセスされる側のPCのアカウントにパスワードが設定されていないことです。
そのため、アクセスされる側のPCのアカウントにパスワードを設定すると、このエラーは出なくなります。
しかし、パスワードを必要としない環境で使っていたPCに、意味不明なエラーのためにパスワードを設定しなければならないのは非常に不便です。
設定で回避する方法
このエラーが出る状態を、設定で回避することが可能です。
設定は、接続される側のPCに対して、以下の手順で行います。
「コントロールパネル」内にある、「管理ツール」を開きます。
「管理ツール」内の「ローカル セキュリティ ポリシー」を開きます。
その中にある、「ローカル ポリシー」>「セキュリティ オプション」を開きます。
「セキュリティ オプション」の中にある、「アカウント:ローカルアカウントの空のパスワードの使用をコンソールログオンのみに制限する」を開きます。
「アカウント:ローカルアカウントの空のパスワードの使用をコンソールログオンのみに制限する」を無効にします。
これで、このPCへの接続時に、先のエラーは出なくなります。