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Windows10のProとHome、結局どちらを選ぶべき?主なポイントだけを簡単に紹介

windows10「home」と「professional」

普通に手に入れられるwindows10として、「home」と「professional」(以降proと呼称)が用意されています。
(大型のネットワークが必要な企業用として「Enterprise」もありますが、一般の人では普通には買えないので、ここでは触れません)

市販のメーカ製PCでも、安価なエントリーモデルは「home」を、中~上級機種では「pro」をデフォルトにしていることが多く、メーカー製PCのBTOで選べる場合は、proにすると8,000円くらい高くなります。

「home」で十分なのか、「pro」でないと後で後悔することになってしまうのか、悩ましいとお思いの方は多いと思います。

「home」と「pro」の差は、ものすごく簡単に言ってしまうと、「管理機能」と「セキュリティ」の差であるといえます。

システムとしての骨格自体には然したる差はなく、搭載されている特殊機能の差であると言っていいでしょう。

「pro」にあって「home」にない機能の主なもの

個人ユースで役立つ機能

リモートデスクトップ


インターネット回線を経由して、離れた場所にあるPCを遠隔で操作できる機能で、WindowsPC同士だけでなく、AndroidやiOS端末からの接続も可能です。
かなり前から実装されていますが、今のご時世のテレワーク需要で、重要性が爆上がりした機能の1つと言えるでしょう。
ただ、これがなくても、「googleリモートデスクトップ」のような、似たような機能を持つ外部ソフトは結構あります。
 
 

BitLocker


HDD、SSDなどのPCのストレージの内容を暗号化して、復号キーがないと読み取れないようにする、パソコンの紛失・盗難時のデータ流出を防ぐための機能です。
よく外に持ち出すノートPCなどには、かけておきたい機能です。
反面、復号キーを忘れてしまうと、どうすることもできなくなるので注意が必要です。
 
 

クライアントHyper-V


Windows内で、別のwindowsを仮想PCとして複数実行することができるという機能です。
よく使う人には非常に有用ですが、使わない人には全く用のない機能でもあります。
 
 

共有PC構成(複数ユーザーアカウント)


ひとつのPCに複数ユーザーアカウントを設定でき、一部の領域がログインユーザー専用エリアとなります。
ユーザーごとにログイン、ログアウトすることで、1台のPCを、あたかも別のPCであるかのように複数人で使うことができます。
一人で使うPCであっても、仕事用ユーザーとプライベート用ユーザーを分けて使うのは結構便利です。
使い慣れると、この機能がないのは苦痛にすら感じます。
 
 

企業ユースで役立つ機能

グループポリシー機能

システム管理者が、同じネットワーク環境にあるパソコンの設定を一括管理できる機能です。
割と厳格な管理が必要な、小規模のネットワークで使われることが多いです。

ドメイン参加

ネットワーク内のPCをスタンドアローンではなく、ドメインサーバーのアカウントにログインさせて、複数のPC上で共通の設定、セキュリティなどを利用できるようにする機能です。
中規模の企業ネットワークでよくみられる形態です。

動的プロビジョニング

OSとソフトウェアをパッケージ化し、大量のPCであっても簡単にクローニングセットアップできるという機能です。
一定以上の規模の組織がまとまった数のPCを導入してセットアップを行う場合に、1台1台やってたら時間がいくらあっても足りません。
しかし、この機能を使って、ソフトまで組み込んだ状態のOSパッケージを一度に配信し、半自動でイメージをごっそりインストールすることで、少ない人数でおびただしい数のPCのセットアップを短時間で行えます。

Enterprise State Roaming と Azure Active Directory

Microsoft Azureは、マイクロソフトが提供するクラウドコンピューティングサービス、Enterprise State Roamingは、クラウドサーバーへのデータ保存、ローミングサービスです。
Azure Active Directory参加でセットアップしたWindows10で、Enterprise State Roamingによるクラウドストレージでのローミング機能を使用できるようになっています。
乱暴に言うと、クラウドコンピューティングを行える機能をサポートしています、ということになるのでしょうか?

キオスクモード


Windows10のPCを、特定の役割のための、専用のアプリでのみ動かしたい場合に使用する機能です。
例えば、多数配置されたデジタル広告の表示や、書店などにある検索端末などが該当します。

で、結局どっちがいいの?

企業向きの機能はともかく、個人ユースで役立つ機能のほうは、なければないで問題はないけど、あると役立つものが多いです。

たとえPCの初心者であっても、後でレベルが上がった時に、「proにしとけばよかった!」と思う可能性は、決して低くはありません。

proとhomeの価格差8,000円なんて、後から振り返ったときには誤差の範囲内だと思いますので、このブログでは、8,000円程度節約するより、最初からproにしておくほうをお勧めしておきます。







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