windows11を24H2に更新したとたん、今まで普通にアクセスできていた、近くのパソコンの共有フォルダやサーバーにつながらなくなることがあります。

これは、windows11の仕様が24H2から一部変更され、パスワードが設定されていないゲストログインへの接続を初期値では認めないようになったためです。
このような場合の対処法は、以下の通りです。
ここでは、windous11 proでの手順をご紹介しています。
グループポリシーエディタで設定を変更する
グループポリシーエディタで2か所の設定を変更することで、この問題を回避できます。
「安全でないゲストログオンを有効にする」を「有効」に設定
「コンピューターの構成」
↓
「管理用テンプレート」
↓
「ネットワーク」
↓
「Lanman ワークステーション」
にある、「安全でないゲストログオンを有効にする」を「有効」に設定します。



これだけで問題が解決する場合もありますが、これだけだと、パスワードが設定されていないサーバーには下図のようなエラーが出てつながりません。

この問題を回避するには、もう一か所の設定を変更する必要があります。
「Microsoftネットワーククライアント:常に通信にデジタル署名を行う」を「無効」に設定
「コンピューターの構成」
↓
「Windowsの設定」
↓
「セキュリティの設定」
↓
「ローカルポリシー」
↓
「セキュリティオプション」
にある、「Microsoftネットワーククライアント:常に通信にデジタル署名を行う」を「無効」に設定します。



これで、23H2までと同じように、他端末やサーバーの共有フォルダに接続が可能となります。