Excelでは、その性質上、「氏名」「年齢」「メールアドレス」といった項目を列にして入力、管理するといったことがありますが、例えば、「氏名」ならほぼ確実に全角入力ですし、「年齢」なら半角数字、「メールアドレス」なら半角英数になります。
このように入力する文字の種類がおおよそ決まっている場合には、あらかじめ文字入力モードの初期値を、その項目のセルごとに決めておくことができます。
こうしておくことで、同じ項目なのに半角と全角が混在するといったようなことが無くなり、より精度の高いデータ管理が可能となります。
今回は、セルごとに入力モードをセットしておく方法についてご紹介します。
セルへの文字入力モード設定方法
まず、設定を行いたいセルをあらかじめ選択しておきます。ここは、「氏名」なので、「ひらがな」モードに設定する予定です。
セルを選択したら、「データ」メニューのリボンにある「データの入力規則」ボタンを押します。
現れる「データの入力規則」ダイアログの「日本語入力」タブを選択します。
「日本語入力」メニューから、その場に最適なものを選びます。
ここは「氏名」なので、ほぼ間違いなく日本語入力が使われるため、「ひらがな」に設定します。
設定できる選択肢は、以下の通りです。
「年齢」なら、確実に半角数字で入力してほしいので、「半角英数字」に設定。
「メールアドレス」は、半角英数字と記号なども入るので、「オフ(英語モード)」に設定。
これは、「半角/全角」キーで日本語入力をオフにした状態となります。
セルの文字入力モード設定を解除する方法
この設定の解除は、以下の手順を行います。
まず、設定を行ったセルをすべてまとめて選択します。
その状態で、リボンにある「データの入力規則」ボタンを押します。
すると、「現在の設定を消去し、続けますか?」というダイアログが出るので、OKを押します。
そうすると、選択した全てのセルが「コントロールなし」に変わります。