Excelでは、セルに文字を打ち込むだけでなく、あらかじめ用意された選択肢から候補を選ばせる、プルダウンメニューの作成が可能です。
今回は、その作成方法をご紹介します。
プルダウンの作成方法
メニューの「データ」を選択します。
プルダウンメニュー化したいセルを選択した状態で、「データ」のリボンの中にある、「データの入力規則」ボタンを押します。
そうすると表示されるダイアログの「設定」タブにある「入力値の種類」を、「リスト」に設定します。
この「元の値」にプルダウンメニューの中身を入れていくわけですが、プルダウンメニューで選択させる候補の数が多いか少ないかで、ここから先の操作が変わります。
選択肢が少ない場合
プルダウンメニューの選択肢が少ない(2~5個くらい)である場合は、「元の値」の欄に、半角カンマ区切りで選択肢を打ち込み、OKを押します。
これで、そのセルにボタンが配置され、先の手順で設定した中身を持つプルダウンメニューとなります。
選択肢が多い場合
プルダウンメニューの選択肢が多い場合は、「元の値」にいちいち打ち込むと、見づらい上に修正が必要となった場合に非常にやりづらくなるので、違う方法を取ります。
まず、同一シート内の、使うことがないセルに、選択肢を縦方向に列記します。
先の手順通り、「データの入力規則」ダイアログを呼び出し、候補文字列を入れたセルをドラッグでまとめて選択します。
すると、「元の値」欄には、選択したセルの範囲式が入るので、OKを押します。
これで、選択した全ての文字列が候補となったプルダウンメニューの出来上がりです。
候補文字列を入れたセルは、プルダウンメニューと同じシート内にないといけませんが、別に見えている必要はないので、ちょっと遠めの位置に作って、「非表示」にしておくとよいでしょう。